縫製工場に依頼するときの費用相場|OEM製品の価格が決まる仕組み

縫製製品の開発を検討している企業の担当者から、よくある質問があります。

「縫製工場に依頼すると、どのくらいの費用がかかりますか?」

結論から言うと、縫製製品の費用は

  • 製品の種類
  • 素材
  • 構造
  • 生産数量

によって大きく変わります。

ただし一般的には、次のような費用構成で決まります。


縫製OEMの費用構成

縫製製品の費用は、主に次の3つで構成されます。

① サンプル・試作費

② 材料費

③ 縫製加工費

これらを合計したものが、製品の価格になります。


① サンプル(試作)費用

新しい製品を作る場合、まず試作品を作ります。

その際に必要になるのが

  • 型紙作成
  • サンプル縫製
  • 修正作業

などです。

例えばアパレル製品の場合、
パターン作成費は 約8,000〜40,000円程度になることがあります。

バッグや特殊製品の場合は、
2万円〜10万円程度になるケースもあります。


② 材料費

材料費には、次のようなものが含まれます。

  • 表生地
  • 裏地
  • 芯材
  • ファスナー
  • 金具
  • テープ

バッグやケースなどの縫製製品では、
材料費は製品コストの大きな割合を占めます。

特に小ロットの場合は、副資材の最低発注数があるため、コストが上がることがあります。


③ 縫製加工費(工賃)

縫製工場に支払う費用の中心が、縫製加工費です。

製品の難易度によって差がありますが、例えば革小物の場合は

  • 2,000〜8,000円程度 / 個

という例もあります。

これは

  • 裁断
  • 縫製
  • 仕上げ

などの作業時間によって決まります。


ロット数による価格の違い

縫製製品は、数量によって単価が大きく変わります。

例(小物製品)

数量単価の目安
10〜30個5,000〜8,000円
50〜100個3,000〜5,000円
300個以上2,000〜3,500円

数量が増えるほど、段取りコストが分散されるため単価が下がります。


費用が高くなる製品の特徴

次のような仕様は、費用が上がる傾向があります。

厚物縫製

帆布・ターポリンなどの厚い素材

多層構造

PVC+クッション材+裏地など

特殊加工

  • 刺繍
  • プリント
  • 防水加工

強度縫製

太糸縫製や補強縫い

こうした製品は、対応できる縫製工場が限られるため、費用も高くなる場合があります。


縫製製品の費用を抑えるポイント

製品開発では、次の工夫でコストを抑えることができます。

① 構造をシンプルにする

ポケットやパーツを減らす

② 数量をまとめる

ロットを増やす

③ 納期に余裕を持つ

短納期は追加費用になることがあります。


縫製製品の開発はまず相談から

縫製製品の費用は

  • 素材
  • 構造
  • 数量

によって大きく変わるため、
正確な価格は 製品内容を確認してからの見積もりになります。

多くの縫製工場では、見積もり自体は無料で対応しているケースが多いです。


製品開発のご相談について

もし

  • 新しいバッグを開発したい
  • 厚物縫製の製品を作りたい
  • 他社で断られた製品がある

といった場合は、ぜひ一度ご相談ください。

素材や構造を確認しながら、最適な製作方法をご提案いたします。

注:例はあくまでも目安なので、この限りではありませんことをご了承ください。

縫製OEM製品の価格が決まる仕組みを示した図解(材料費・裁断・縫製・仕上げ・検品・出荷の工程)