縫製工場が嫌がる製品とは?断られる理由と相談するときのポイント

製品開発の中で、縫製工場に相談した際に
「この仕様では難しいです」
と言われてしまうことがあります。

これは決して珍しいことではなく、縫製の世界ではよくあることです。

実際、縫製工場には

  • 設備の制限
  • 技術の得意分野
  • 生産効率

などがあるため、すべての製品に対応できるわけではありません。

特に次のような製品は、縫製工場が対応をためらうケースが多くなります。


① 厚すぎる素材を使った製品

縫製工場が最も難しいと感じるのが、厚手素材を重ねた製品です。

例えば

  • 厚手の帆布
  • ターポリン
  • クッション材
  • 芯材

などを重ねた構造です。

これらの素材を何層も重ねると、通常のミシンでは縫製できない場合があります。

厚物縫製には、厚物対応のミシンや特殊な縫製技術が必要になるため、対応できる工場は限られています。


② 多層構造の製品

縫製の難易度を上げる要因の一つが、多層構造です。

例えば次のような構造です。

帆布

ベルポーレン

クッション材(ペフ)

裏地

このように複数の素材を組み合わせる製品は、強度や耐久性を高めることができますが、その分縫製難易度も高くなります。

縫い合わせる際に厚みが増すため、対応できる設備や技術が必要になります。


③ 強度が必要な製品

業務用途やアウトドア用品などでは、製品の耐久性が重要になります。

そのため、

  • 太糸縫製
  • 補強縫製
  • 強度縫製

などが必要になる場合があります。

しかし太い糸を使った縫製は、一般的な設備では対応できないことがあります。

そのため、強度が求められる製品も断られやすい分野です。


④ 小ロットすぎる製品

縫製工場は基本的に生産ラインを使って製作します。

そのため、

  • 数個だけの製作
  • 試作のみ

といった案件は、対応が難しい場合もあります。

ただし工場によっては、試作や小ロット対応を行っているところもあります。


縫製工場に相談するときのポイント

縫製工場に相談するときは、次の点を伝えるとスムーズです。

  • 製品の用途
  • 使用する素材
  • 想定している数量
  • 製品のサイズ

また、図面やサンプルがあると相談が進みやすくなります。


他社で断られた製品でも対応できる場合があります

縫製工場が断る理由の多くは

  • 設備の制限
  • 得意分野の違い

です。

そのため、ある工場では難しいと言われた製品でも、別の工場では対応できる場合があります。

特に

  • 厚物縫製
  • 多層構造製品
  • 太糸縫製

などは、設備や経験のある工場であれば対応できるケースもあります。


製品開発でお困りの際はご相談ください

縫製製品の開発では、素材や構造によって縫製方法が大きく変わります。

もし

  • 他社で難しいと言われた
  • 厚手素材の製品を作りたい
  • 強度の高いバッグを開発したい

といった場合は、ぜひ一度ご相談ください。

厚物縫製や多層構造製品など、これまでの経験を活かして対応させていただきます。

厚物縫製に対応する工業用ミシンで多層構造の素材を縫製している作業風景