なぜバッグ縫製工場は関西に多く、関東には少ないのか?

日本でバッグを製造している縫製工場は、実は地域によって分布に偏りがあります。

業界ではよく言われることですが、バッグ縫製工場は関西、特に兵庫県周辺に多く集まっています。
一方で、関東ではバッグを専門に製作している縫製工場はそれほど多くありません。

では、なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。

今回は少し息抜きとして、日本のバッグ縫製工場の地域分布の理由について紹介してみたいと思います。


日本のバッグ産地は兵庫県にある

バッグ産業の話になると必ず出てくる地域があります。
それが兵庫県北部の豊岡地域です。

この地域は昔から鞄づくりが盛んで、日本でも有数のバッグ産地として知られています。

現在でもこの地域には

  • バッグメーカー
  • 縫製工場
  • 金具メーカー
  • 材料商社

など、バッグ関連の企業が数多く集まっています。

つまり一つの地域に、**バッグづくりに必要な会社がまとまっている「産地」**になっているのです。


産地では技術が受け継がれていく

産地が形成されると、自然と次のような流れが生まれます。

  • 技術を持った職人が集まる
  • 工場同士のつながりができる
  • 新しく工場を始める人もその地域に増える

こうして、バッグづくりの技術や仕事が地域の中で受け継がれていきます。

結果として、バッグの縫製工場は関西に集中するようになったと言われています。


関東の縫製工場はアパレルが中心

一方、関東の縫製工場はというと、歴史的にはアパレル製品の縫製が多い傾向があります。

例えば

  • シャツ
  • カットソー
  • ユニフォーム
  • 衣料品

などです。

そのため、関東の縫製工場の多くは衣料系の縫製設備や技術を中心に発展してきたと言われています。

もちろんバッグを製作している工場もありますが、関西のような「産地」にはなっていません。


バッグ縫製は意外と専門技術が必要

バッグは一見シンプルに見えますが、実際にはかなり専門的な縫製が必要です。

例えば

  • 厚手の生地
  • 芯材
  • クッション材
  • ベルトや金具

など、複数の素材を重ねて縫うことが多い製品です。

特に業務用やアウトドア用品では

  • 厚物縫製
  • 太糸縫製
  • 強度縫製

などの技術が必要になります。

そのため、バッグ縫製を専門にしている工場は実はそれほど多くありません。


関東でもバッグ縫製工場は存在する

とはいえ、関東にバッグ縫製工場がまったくないわけではありません。

関東にも

  • バッグ製造工場
  • OEM対応工場
  • 小ロット対応工房

などが存在しています。

ただし数としては多くなく、関西のような産地規模にはなっていないというのが実情です。


バッグOEMを探す企業も地域に偏りがある

面白いことに、バッグOEMを探す企業も

  • 関西の工場を探す会社
  • 関東の工場を探す会社

で分かれることがあります。

例えば

  • 産地の技術を求めて関西の工場を探すケース
  • 打ち合わせのしやすさから関東の工場を探すケース

などです。

最近ではオンラインでの打ち合わせも増えていますが、やはり距離が近い工場を探す企業も多いと言われています。


日本の縫製工場は年々減っている

もう一つ大きな背景として、日本の縫製工場は年々減少しています。

人手不足や海外生産の影響などにより、国内の縫製工場は少しずつ減ってきました。

そのため、

  • 厚物縫製ができる工場
  • バッグを専門に作る工場
  • 小ロット対応できる工場

は、全国的に見ても貴重な存在になりつつあります。


バッグ縫製工場を探している企業様へ

バッグ製品は

  • 素材
  • 構造
  • 強度
  • 使用用途

によって製作方法が大きく変わります。

特に

  • 厚手素材
  • 多層構造
  • 業務用バッグ

などは、対応できる縫製工場が限られる場合があります。

バッグ製品の開発やOEM製造をご検討されている場合は、ぜひ一度ご相談ください。

製品内容を確認しながら、最適な製作方法をご提案いたします。