厚物縫製で使うミシンとは?

普通のミシンとの違い

バッグやアウトドア用品などの縫製製品では、
厚手の素材や多層構造の製品が多くあります。

例えば

・厚手の帆布
・ターポリン素材
・ベルポーレンなどの芯材
・クッション材(ペフなど)

こうした素材を重ねた製品では、
一般的な縫製ミシンでは縫うことが難しい場合があります。

そのため、厚物縫製では
専用の工業用ミシンが使用されます。

この記事では、厚物縫製で使われるミシンの特徴について解説します。


厚物縫製とは

厚物縫製とは、
厚手の素材や多層構造の製品を縫製する技術のことです。

例えば

・アウトドア用品
・業務用バッグ
・装備品
・産業用途の縫製製品

などで使われます。

厚物縫製では

・強い糸
・高い縫製強度
・安定した送り機構

が必要になります。


厚物縫製で使われるミシンの特徴

強力なモーター

厚物縫製用のミシンは、
厚い素材を貫通できる強いパワーが必要です。

通常のミシンでは

・針が折れる
・縫い目が不安定になる
・糸が切れる

といったトラブルが起こることがあります。

そのため、厚物縫製用ミシンでは
高出力モーターが使用されています。


太い糸に対応できる

厚物製品では

太い糸(太番手)

を使うことが多くあります。

これは

・縫い目の強度を高める
・製品の耐久性を高める

ためです。

しかし太い糸は
一般的なミシンでは扱えない場合があります。

厚物縫製用ミシンは

太糸対応の構造

になっていることが特徴です。


厚い素材でも安定して送れる

厚物縫製では

・帆布
・ターポリン
・芯材入り構造

など、滑りにくい素材を縫うことがあります。

そのため

送り装置(送り歯・押さえ)

が重要になります。

厚物縫製用ミシンでは
素材をしっかり送りながら縫うための
強力な送り機構が採用されています。


厚物縫製が必要になる製品

厚物縫製は、次のような製品でよく使われます。

例えば

・アウトドア用バッグ
・登山用リュック
・工具バッグ
・業務用ケース
・消防・防災装備
・介護補助用品

これらの製品は

耐久性や強度が重要

になるため、厚物縫製の技術が必要になります。


厚手素材や多層構造の縫製について

バッグなどの製品では

・表生地
・クッション材
・芯材
・裏地

といった 多層構造になっている場合があります。

例えば

帆布

ベルポーレン

ペフ

裏地

といった構造です。

こうした製品は

縫製の厚みが大きくなる

ため、対応できる工場は限られます。


厚物縫製ができる工場は多くありません

縫製工場はそれぞれ

・設備
・得意分野
・経験

が異なります。

アパレル中心の工場では

厚手素材や太糸縫製に対応していない

こともあります。

そのため

「こんなに厚いとできません」

と断られるケースもあります。


厚物縫製のご相談について

当工場では

・厚手の帆布
・ベルポーレンなどの芯材
・多層構造のバッグ

など、厚物縫製が必要な製品のご相談にも対応しています。

他社で難しいと言われた製品でも、
内容によっては対応可能な場合があります。

製品開発や試作などでお困りの際は、
お気軽にご相談ください。


まとめ

厚物縫製では、一般的なミシンでは対応できないことがあります。

厚手素材や多層構造の製品を縫うためには

・強力なミシン
・太糸対応
・安定した送り機構

など、専用の設備が必要になります。

アウトドア用品や業務用品など、
耐久性が求められる製品では
厚物縫製の技術が重要になります。

製品開発の際には、
対応できる縫製工場を選ぶことが大切です。

厚手の生地を工業用ミシンで縫製する国内縫製工場の作業風景

厚手の素材を工業用ミシンで縫製している実際の作業風景です。
当工場ではバッグや業務用品など、厚物縫製にも対応しています。